富山、石川、愛知など中部9県を南北に結ぶ観光ルート「昇龍道(ドラゴンルート)」をテーマにした物産展「昇龍道うまいもの巡り」が10日、高岡市御旅屋町の高岡大和で始まった。東海北陸地方のご当地グルメがそろい、会場は大勢の買い物客でにぎわった。16日まで。
昇龍道は、国土交通省が外国人観光客を誘致するために定めた観光ルートの一つ。東海北陸地方の宿泊業者などでつくる「ドラゴンルート推進協議会」(多田空仁彦会長)が国内外に向けてPRを進めている。
オープニングセレモニーで、多田会長、奥川裕北陸銀行執行役員高岡地区事業部本部長があいさつ。林時彦高岡市副市長、川村人志高岡商工会議所会頭が祝辞を述べた。主催する高岡大和の小杉美和子店長らが加わり、テープカットした。
会場では三重県伊勢市の名物「赤福」や、飛騨牛をふんだんに使った弁当、能登産のワインなど多彩なグルメが並び、買い物客が列をつくった。全国の名物を取り寄せたグルメフェスタも同時開催されており、合わせて38の販売コーナーが設けられた。
期間中、高岡大和では、北陸銀行とのと共栄信用金庫が主催する「昇龍道 のと里山・里海観光ポスター展」も行われている。