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高岡市が8月に万葉短歌バトル 全国の高校生対象に

北日本新聞(2016年2月23日)

 高岡市は8月、万葉歌人の大伴家持が生誕1300年を迎える2017年に向けたプレイベントとして、全国の高校生を対象にした「高校生万葉短歌バトル2016」を行う。高校生が歌を詠み、批評し合って優劣を競う大会で、本戦の判者(はんじゃ)(審判)は歌人で早稲田大名誉教授の佐佐木幸綱さん、歌人の小島ゆかりさん、高岡市万葉歴史館長の坂本信幸さんの3人が務める。

 家持が越中国守として5年間過ごし、多くの歌を詠んだ高岡に若者が集い、短歌を通じて交流してもらうことで、和歌や「万葉のふるさと高岡」の魅力を伝える。

 高校単位の3人1チームで、予選は各チームが短歌5首(1人1首以上作成)を提出。審査で選ばれた8チームが8月20日に高岡市のウイング・ウイング高岡で行われる本戦に進む。

 本戦はトーナメント方式で行う。3人が先鋒、中堅、大将としてお題に基づいて作った短歌を披露。さらに、交互に味方の歌を褒めるとともに相手チームの歌を批評する。佐佐木さんら判者3人が優劣を判定し、高校短歌の日本一を決める。4月から予選の応募受け付けを開始する。

 このほか、市は競技かるたをテーマにした人気少女漫画「ちはやふる」とコラボレーションした特別企画展を16年夏にも市万葉歴史館で開催。01年まで同市で行われていた野外音楽劇「越中万葉夢幻譚(むげんたん)」の流れを受け継ぐ市民参加型演劇「大伴家持」を17年に上演する準備に入る。

 市は22日発表した16年度当初予算案に、家持生誕1300年記念事業費886万円を計上した。

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