庄川峡観光協同組合(坂井彦就理事長)は砺波市庄川地域特産の「金屋ゆず」の香りと酸味を生かした焼き菓子「ゆずまる」を商品化し、30日に発売した。オリジナルスイーツとして庄川地域の魅力を発信していく。
商品開発は2012年に発表した庄川峡観光協同組合の「庄川温泉郷活性化ビジョン」の中期目標に「オリジナル土産品の開発」として掲げており、昨年6月から中尾清月堂(高岡市)の協力で試作を重ねてきた。
焼き菓子は生クリームやバターをふんだんに入れたミルクまんじゅうに、ユズの皮と果汁を使い、香りと上品な甘さを引き出している。1箱(8個入り)1080円で、組合に加盟する旅館や庄川ウッドプラザ、道の駅庄川などで販売する。金屋ゆずの生産量が限られていることから2500箱の製造とした。庄川木工まつり(5月3、4日)ではゆずまる2個と木皿のセットを500円で販売する。
庄川ウッドプラザで発表会があり、坂井理事長が「ユズの特長を生かした素晴らしいスイーツとなった。北陸新幹線で訪れる観光客に土産品として買ってもらいたい」と話し、商品化を担当した中尾清月堂の関博文さんが商品を説明した。問い合わせは庄川ウッドプラザ、電話0763(82)6841。