立山高原バスを降り、スキー板やスノーボードを手にする乗客=立山・弥陀ケ原

立山高原バスを降り、スキー板やスノーボードを手にする乗客=立山・弥陀ケ原

富山県 立山黒部アルペンルート アウトドア・レジャー

立山黒部アルペンルート部分開通 16日に全線開通

北日本新聞(2016年4月11日)

 立山黒部アルペンルートは10日、弥陀ケ原(標高1930メートル)まで部分開通して営業を再開し、雄大な景色や春山スキーを楽しむ観光客が訪れた。室堂(2450メートル)の手前の「雪の大谷」では除雪が続いており、16日に長野側の信濃大町まで全線開通する。

 立山高原バスの第1便は観光客ら36人を乗せて美女平(977メートル)を出発し、積雪3・8メートルの弥陀ケ原に到着。山岳会の仲間8人でスキーに訪れた金沢市京町の会社員、浅瀬和人さん(42)は「例年より雪は少ないが大自然のパノラマを楽しんで思いきり滑りたい」と笑みを見せていた。

 室堂の積雪は5・5メートル。雪の大谷の除雪は8割ほどが終わった。立山黒部貫光によると、室堂周辺の積雪は例年より少ないものの、雪の大谷では高さ15メートル近い雪の壁が期待できるという。恒例の立山・雪の大谷ウオークは16日から6月22日まで行い、期間中、30万人の入り込みを見込む。

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