合掌造り家屋をバックに元気な舞を見せる子どもたちや保存会員 =南砺市相倉

合掌造り家屋をバックに元気な舞を見せる子どもたちや保存会員 =南砺市相倉

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春祭りの獅子舞躍る 相倉合掌造り集落

北日本新聞(2016年4月21日)

 南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落の春祭りが20日始まり、茅葺(かやぶ)き屋根の家が立ち並ぶ山あいの集落で、躍動感あふれる舞が繰り広げられた。21日まで。

 相倉獅子舞保存会(中島仁司会長)の会員ら10人余りが、集落内の地主神社や神主宿の家屋などを回った。

 獅子と向かい合って舞う獅子とりは、昨年に続いて相田笑那(えな)さん(8)=上平小学校3年=と中田颯(はやて)君(7)=同2年=が務めたほか、颯君の弟の蒼空(そら)ちゃん(5)が初めて参加。華やかな衣装を着て元気に舞い、国内外の観光客の注目を集めた。

 中島会長は「集落の伝統を途絶えさせまいと暮らしを続ける住民にとって、獅子舞はその思いを象徴する行事。今後も若手を中心に継承に努めたい」と話していた。獅子舞は21日も行われる。

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