源平倶利伽羅合戦にちなんで繰り広げた源平大綱引き合戦=倶利伽羅山頂

源平倶利伽羅合戦にちなんで繰り広げた源平大綱引き合戦=倶利伽羅山頂

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富山・石川県境で源平大綱引き 小矢部側敗れる

北日本新聞(2016年4月25日)

■太さ12センチ、長さ120メートル、重さ約600キロの大綱使い

 小矢部市と石川県津幡町を結ぶ旧北陸道の倶利伽羅峠山頂で24日、歴史国道ウオーキングイベント「くりから夢街道ウオーク」が行われた。アトラクションの加賀VS越中源平大綱引き合戦では、小矢部側参加者の源氏方と津幡側参加者の平家方に分かれて対戦。小矢部側が敗れ、通算成績は5勝6敗となった。歴史国道散策ではわらじを履いて歩く体験が初めて行われ、参加者が往時に思いをはせた。

 源平倶利伽羅合戦にちなんだ大綱引き合戦は太さ12センチ、長さ120メートル、重さ約600キロの綱を使った。白の小矢部側、赤の津幡側双方100人ずつで引き合い、先に2本取った方が勝ちとなるルールで繰り広げた。桜井森夫市長、矢田富郎町長も参加した。津幡側が圧勝した1本目に続く2本目は小矢部側が勝ったが3本目は僅差で津幡側に軍配が上がり、小矢部側は2年連続で敗れた。

 綱引きの後、小矢部側参加者は源平の郷埴生口、津幡側は道の駅源平の郷竹橋口まで、見ごろを迎えた八重桜を眺めながら歴史国道散策を楽しんだ。コースの一部をわらじで歩く体験には双方10人ずつが参加した。小矢部市蟹谷小学校6年の河合理絵さんは「初めてわらじをはいたので感触を楽しみたい」と話した。散策の参加者は見ごろを迎えた八重桜を眺めながら歩いた。

 開会セレモニーでは桜井市長と矢田町長らがあいさつ。歴史国道クイズや野端和太鼓(小矢部)など両市町の太鼓団体が演奏を披露した。

 倶利伽羅峠を越える旧北陸道が歴史国道として整備されたことを機に、両市町などでつくる実行委と北日本新聞社などが主催している。

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