刺しゅう糸を用いた大舘さんのアートパネルを見る羽田さん

刺しゅう糸を用いた大舘さんのアートパネルを見る羽田さん

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高岡にアート発信拠点 アートディレクター事務所にギャラリー

北日本新聞(2016年9月29日)

 高岡市を中心に活動するアートディレクターの羽田純さん(32)は今月、自身のクリエイティブスタジオ「ROLE(ロール)」(同市白金町)に、地元作家らの作品を展示するギャラリースペースを設けた。羽田さんは「訪れた人の感性を刺激し、デザインのヒントを得られるような場所にしたい」と話す。

 羽田さんは大阪府出身。大学卒業後、富山大芸術文化学部の「芸文ギャラリー」(高岡市御旅屋町)の企画展示を8年間担当し、学生作品や地場産品をユニークな切り口で紹介した。広告やポスター制作も手掛け、2015年7月にデザイン事務所としてロールを構えた。

 地元の作品を発信する場を設けようと、ギャラリーを開設。内装のワンポイントに地元鋳物メーカーの金具や真ちゅう製プレートを使い、伝統工芸の技と魅力をさりげなくPRした。

 オープニングイベントとして、手芸作家の大舘佳奈さん(富山市出身、東京)の個展「珠玉バブル」を10月28日まで開いている。刺しゅう糸を用いた立体作品やアートパネル、アクセサリーなど約70点が並ぶ。

 羽田さんは「見せ方を工夫し、他とは違う企画展を開いていきたい」と話す。開場時間は午前11時~午後5時半。土日休み。問い合わせはロール、電話0766(53)5862。

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