富山港運河愛護会が作製したパンフレットを紹介する金尾会長(左)と網谷吉博副会長=富山市東岩瀬町

富山港運河愛護会が作製したパンフレットを紹介する金尾会長(左)と網谷吉博副会長=富山市東岩瀬町

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運河の歴史紹介するパンフレット 周辺企業など作成

北日本新聞(2016年10月14日)

 富山港運河愛護会(会長・金尾雅行富山港湾運送社長)は、富山市の運河の魅力を知ってもらおうと、パンフレット「運河のある街-その運河の物語-」を作製した。

 富山港運河愛護会は1964年に発足し、富岩、岩瀬、住友の各運河周辺の22企業・団体でつくっている。清掃や花壇整備など運河の維持保全活動に取り組んでおり、昨年は設立50周年を記念し運河の歴史を紹介する案内板を設置した。

 パンフレットはことし初めて作った。昭和初期に三つの運河が完成し工業化が進んだことや、富岩運河環水公園が整備され、岩瀬地区まで観光船が運航するようになったことなど、運河の歩みを写真や地図を交えて説明。水位を調整する国指定重要文化財の「中島閘門(こうもん)」の仕組みを図解し、同会の紹介も載せている。

 カラー刷りで、A3サイズの二つ折り。4千部作り、富山市の岩瀬カナル会館と富山港展望台に置いた。

 金尾会長は「地域の財産として運河の歴史を知り、親水区域として大事にしていってもらいたい」と話している。

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