竹の容器を使った弁当を試作し、意見を交わす関係者

竹の容器を使った弁当を試作し、意見を交わす関係者

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立山食材ふんだんに 立山線観光客向け弁当

北日本新聞(2016年10月25日)

 富山地方鉄道立山線を利用する観光客をターゲットに、立山町産食材を使った弁当「ぜんぶ、立山。」(仮称)作りが進んでいる。東京家政学院大の小口悦子教授がレシピを担当。昨年の町の「インターカレッジ・コンペティション」に参加した桜美林大チームの中村さくらさん(4年)と福田響子さん(同)が提案した竹の器に入れる計画で、本年度中の完成を目指す。

 弁当は中小企業庁の地域産業資源活用事業の採択を受け、株式会社たてやまを中心に取り組む。9月上旬に関係者による初会合を開き、今月7、8の両日には富山地鉄利用者にアンケートをして客層や価格、販売場所などについてニーズを探った。

 21日に同町のグリンパルよしみねで試食会があり、学生2人と小口教授を含む15人が参加。町産の米や豚肉、サトイモ、山菜などを使った20近い品目が並んだ。「地元にこんないい食材があるのに知らなかった」「味も見た目もいい」など参加者の反応は上々だった。11月下旬の「インターカレッジ・コンペティション」でも試食を行う。

 小口教授は「旬のメニューを提供すれば、より町の魅力を知ってもらえる」と季節に応じて中身を変えるアイデアを示した。器の衛生管理、販売時の包装などの課題を洗い出し、具体化に向けて細部を詰める。

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