水揚げが順調なタグ付きの「越のわたり蟹」を持つ船主=新湊漁港

水揚げが順調なタグ付きの「越のわたり蟹」を持つ船主=新湊漁港

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「越のわたり蟹」出荷順調 射水市新湊地域

北日本新聞(2016年10月29日)

 射水市新湊地域の漁師らでつくる同市漁業協議会(東海勝久会長)が昨年からブランド化を進めているワタリガニ「越(こし)のわたり蟹(がに)」が、今シーズンも順調に水揚げされている。28日は同市八幡町の新湊漁港に18匹が並び、仲買人が次々に競り落とした。

 「越のわたり蟹」を捕るのは、協議会に所属する刺し網漁船の船主8人。関西を中心に需要の高いワタリガニを、ズワイ、ベニズワイに続く射水市新湊地域の「第3のカニ」としてPRしている。

 この日のワタリガニの水揚げは55匹。ブランド化の対象となる重さ400グラム以上で身の詰まりの良いカニのはさみにはタグが付けられた。海水を満たしたケースに3~5匹ずつ生きた状態で並べられ、中には600グラムほどの大型も含まれていた。

 協議会は「越のわたり蟹」を商標登録しており、今シーズンはさらなるPRと販路拡大に力を入れる。

 今シーズンの出荷は11月末まで。12月から翌年の3月までは自主的に禁漁とするほか稚ガニの放流も行っており、資源枯渇を防ぎ漁獲量アップを目指す。

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