「こけら板」に覆われた本坊の屋根

「こけら板」に覆われた本坊の屋根

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勝興寺の修理現場 間近で見学 13日最後の一般公開

北日本新聞(2016年11月12日)

 高岡市伏木古国府の国重要文化財、勝興寺で「こけら葺(ぶ)きの技術」と銘打ち13日、修理現場が特別公開される。本坊の修理現場を見学できる最後の一般公開となる。

 文化庁の「ふるさと文化財の森システム推進事業普及啓発事業」の一環で、文化財の修理に使う木の大切さを伝えようと実施。修復中の本坊を覆っている素屋根や足場を来春から取り外すため、ことし12月末で本坊内部や屋根の見学を終了する。

 当日は、修理現場を自由に見て回ることができ、こけら葺きの実演、体験も行う。錦帯橋(山口県)の巨大模型を組み立てるコーナーもある。午前9時45分から東坂和弘同寺修理事務所長、午後1時半から上野勝久文化庁主任文化財調査官が講演する。

 公開や実演は、午前9時~午後5時まで随時行う。入場無料。錦帯橋の組み立ては午前10時半から約1時間実施。問い合わせは同寺文化財保存・活用事業団、電話0766(45)0008。

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