全国から寄せられた272点を審査する審査員=クロスランドおやべ

全国から寄せられた272点を審査する審査員=クロスランドおやべ

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現代造形展に全国から272点 来年3月アートハウスおやべ

北日本新聞(2016年11月26日)

 来年3月に小矢部市のアートハウスおやべで初開催される公募の現代造形展に、全国から272点が寄せられた。予想を上回る応募数に、実行委員会は「応募者の年齢も内容もバラエティーに富んでいる」と喜ぶ。25日は第1次選考を行い、審査員からは「期待以上の作品が多い」などの声が上がった。

 「公募2016アートハウスおやべ現代造形展」は、新しい美の可能性を切り開く作品を募り、現代アートの実験場を目指している。クロスランドおやべに立地する環境を生かし、屋内外に入賞入選の20点前後を展示する。

 9月から10月末まで平面、立体、インスタレーションの3部門で受け付け、中部地方を中心に北海道から沖縄まで全国から応募があった。16歳から81歳まで年代も幅広く、国内在住の外国人のほか中国からも1点が寄せられた。

 書類審査(写真審査)の1次選考はクロスランドで行い、地元造形作家の加賀谷武さんら3人が2次選考に進む約70点を選んだ。加賀谷さんは「将来を感じさせる作品がそろった」と手応えを語った。県立近代美術館学芸員の麻生恵子さんは「興味深い作品が多く実物を見たいと感じた」、金沢21世紀美術館学芸員の内呂博之さん(黒部市宇奈月町出身)は「今までにないユニークな作品が集まっている」と話した。

 1次選考の結果は12月12日発表予定。作品審査の2次選考は来年1月下旬に行う。同展は来年3月4日~26日。アートハウスやクロスランドなどでつくる実行委主催、北日本新聞社共催。

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