日帰り利用を始めた「旭湯温泉」に手を漬ける佐久ホテルの篠沢社長

日帰り利用を始めた「旭湯温泉」に手を漬ける佐久ホテルの篠沢社長

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殿様気分で日帰りOKに 信玄も入った?佐久の「旭湯温泉」

信濃毎日新聞(2016年12月9日)

 佐久市岩村田の「佐久ホテル」は8日、内湯の「旭湯(あさひゆ)温泉」の日帰り入浴営業を始めた。戦国大名の武田信玄も入浴したと伝わる温泉で、昨年70年ぶりに温泉利用の許可を取得。これまでの宿泊客以外に、地域住民や日帰り観光客らにも広く歴史ある温泉を楽しんでもらおうと、公衆浴場の許可も得た。

 同温泉は、浴槽のほぼ直下が源泉。メタケイ酸を豊富に含む弱酸性で、昔から「美肌の湯」として知られていたという。白、青、緑、茶、無色透明と、日によって色が変わる。浴場は二つあり、大浴場は6人まで、小浴場は4人まで同時に入浴が可能だ。

 同ホテルによると、終戦直後、温泉の制度が変わったものの改めて許可申請はしなかったという。その後、成分検査や過去の記録の確認などを進めて申請し、昨年5月に県佐久保健所から温泉の利用許可を取得した。同ホテルが宿として創業した室町時代の正長元(1428)年と同時期に掘削されたという温泉を復活させた。

 また、旧中山道を歩いて楽しむ人たちが、街道沿いの同ホテルにランチで立ち寄ることも多いことから、日帰り入浴もできるようにし、日中の営業やランチとのセット料金を用意した。

 同ホテルの篠沢明剛(ささざわあきたけ)社長(52)は、中山道の旅人や参勤交代の大名も湯に入った記録があるとし、「約600年の間枯れなかったありがたい湯。たくさんの人にぜひ入ってほしい」と話している。

 日帰り入浴は午前11時半〜午後3時。入浴料は500円。同ホテルのランチを利用する場合は150円で入浴できる。宿泊客がいなければ、午後8時まで利用できる。問い合わせは、同ホテル(電話0267・67・3003)へ。

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