「ひみ寒ぶり」漁は9日、氷見漁港に七尾、氷見沖の定置網に入った797本が水揚げされ、11月25日に漁開始を宣言して以降、シーズン累計が1万本を超え1万316本となった。
氷見市比美町の氷見魚市場には、14.6キロの大物をはじめ、ブリがずらりと並んだ。仲買人が見定め、次々競り落として県内外に出荷された。
今シーズンは宣言開始後、1000本を超えた日が3回あり、出漁13日目(休市日を除く)で1万本を突破した。関係者は「小さめの7、8キロ台が中心だが、順調に水揚げされている」と話した。
ひみ寒ぶりのブランド制度は2011年度に制定。氷見魚ブランド対策協議会(会長・森本太郎氷見漁協組合長)の判定委員会が、形や本数などを総合的に判断して漁の開始と終了を決める。15年度は不漁のため漁の宣言が見送られた。