中山道69次資料館で、全面改訂した「中山道浪漫の旅」東編と西編を手にする岸本さん

中山道69次資料館で、全面改訂した「中山道浪漫の旅」東編と西編を手にする岸本さん

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中山道ガイド、改訂出版 軽井沢の69次資料館長

信濃毎日新聞(2016年12月28日)

 北佐久郡軽井沢町追分にある中山道69次資料館の館長を務める岸本豊さん(72)が、中山道の楽しみ方をまとめたガイドブック「中山道浪漫の旅」の西編と東編を出版した。2001年に出版した「中山道69次を歩く」を全面改訂。歌川広重の浮世絵と、同じ場所を撮った写真を合成で重ねるなどの工夫を加え、より楽しく使いやすく仕上げた。

 岸本さんは徳島県小松島市出身。同県で高校教諭をしていた1993年ごろ、同町追分の中山道近くに土地を買い、その後、家を建てて移住した。徳島県と軽井沢を行き来した際、中山道に興味を持ち、調査に没頭。05年には資料館も設けた。以降、開館する5〜11月は文献調査、閉館する12〜4月は、宿場を巡るなどの現地調査を続け、道の正確な位置や浮世絵が描かれた場所などを確認してきた。

 「中山道はどの街道よりも昔の建物が多く残り、建物を大切に守ってきた人の人情がある」と岸本さん。木曽郡大桑村の須原宿近くで岩出観音堂を撮影していると、見知らぬ男性から「ありがとう」と言われ、「自分たちが守るものを旅人が見ることに感謝している」と感じたという。

 全面改訂版は、東京・日本橋から塩尻市の本山宿までの東編と、同市の贄川宿から京都の三条大橋までの西編に分けた。一つの宿場に4ページほどを割き、本陣などの位置を書き入れた地形図や、かつての旅人と同じルートでの中山道の歩き方を紹介した「究極の歩き方」、街道沿いの寺院や風景などを載せている。岸本さんは「関心を持ったら現地を訪れて、新しい発見をしてほしい」と話している。

 信濃毎日新聞社発行で、東編160ページ、西編176ページ。ともにB5横判、各2160円(税込み)。

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