一足早く春らんまん―。砺波市中村のチューリップ四季彩館は色とりどりのチューリップが咲き誇り、観光客らでにぎわっている。30日は中華圏の旧正月「春節」の時期と重なり、台湾や香港などからの来館者が多く訪れた。
県産のピンクと白の「桃太郎」や、黄色の花が大きく鮮やかな「ストロングゴールド」、赤に白い縁取りが特徴の「クンフー」など15品種7000本が並ぶ。
同館によると、9、10月の2カ月間は球根を冷蔵し、1カ月間屋外に置いてから温室で開花させているという。利波匡裕管理係長は「この施設は一年中チューリップが観賞できる。寒い時期も春の雰囲気を楽しんでもらいたい」と話している。