小矢部市は18日、台湾のアウトレットモール「三井アウトレットパーク台湾林口」で、初の観光PRを行った。市特別観光特使のメルギューくんとメルモモちゃんがダンスを披露し、買い物客と触れ合った。桜井森夫市長もトップセールスし、市の魅力を発信した。19日まで。
台湾林口店は台北市中心部から車で約30分。三井アウトレットパーク北陸小矢部を縁に、三井不動産を通じ集客力のある同店での活動が決まった。
中央広場のステージに、桜の時期の城山公園や冬の稲葉山、石動曳山(ひきやま)祭など小矢部三大祭の写真が入ったタペストリーを掲示し、3回のステージを行った。市長は小矢部にもアウトレットがあることなどを伝え「富山にぜひ来てほしい」と呼び掛けた。台湾初上陸のメルギューくんたちは「メルメルダンス」などのパフォーマンスを披露し、愛嬌(あいきょう)を振りまいた。子どもらの人気を集め、記念撮影に応じた。
ブースを設け、市がことし作成した観光パンフレットの現地語訳版、メルギューくんらをデザインした缶バッジやポケットティッシュを配った。缶バッジはすぐになくなった。
17日には台北市内の旅行会社3社を回り、観光DVDなどを使い市の魅力を伝えた。
新年度も台湾出向宣伝を実施する計画で、当初予算案に事業費を盛り込んでいる。