南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で2~5日に行われる「残雪ライトアップ」に向けた試験点灯が1日行われた。雪解けが進み所々で岩肌があらわになった山々を背景に、茅(かや)ぶき屋根やかまくらが幻想的に照らし出された。
ライトアップは住民らでつくる実行委員会が年5回行っており、今回が今年の初回となる。合掌造り家屋21棟をライトで照らしたほか、田んぼに設けたかまくら2基の中でろうそくに火をともした。通路沿いにはランタンを並べ、景観美を高めるとともに安全に通行できるようにした。
ライトアップは午後5時ごろから同9時まで。3~5日の午後7時半から、特設舞台で五箇山民謡ライブがある。問い合わせは同集落保存財団、電話0763(66)2123。