記念乗船会に出発する園児たち=富岩運河環水公園

記念乗船会に出発する園児たち=富岩運河環水公園

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富岩水上ライン運航開始 乗船客数20万人達成

北日本新聞(2017年3月26日)

 県と富山市が共同運航している「富岩水上ライン」は25日、2017年の運航をスタートした。ことしは環水公園に整備された富山県美術館など美術館・博物館と連携し、双方で乗船券や入場券を見せると料金を割り引く新サービスを企画し、昨年の5万1120人を上回る利用を目指す。同日午後には、2009年の運航開始からの総乗船客数が20万人に達した。

 富岩水上ラインは、富山市の富岩運河環水公園と国指定重要文化財・中島閘門(こうもん)、岩瀬地区を結ぶ。4月3~7日の「お花見ナイトクルーズ」は昨年1日1便で全便満席となったため、ことしは午後5時半発と同7時半発の2便体制とする。さらに中島閘門から海側へ約400メートル、右岸側にある桜並木をライトアップし見どころを増やす。

 ダムを訪れた人に配られるダムカードが人気を集めていることから、中島閘門カードを作り、水のエレベーター体験者に配るサービスも始める。

 この日は環水公園の乗船場で運航開始式があり、亀井明紀県観光・地域振興局長が「昨年は乗船者の7割が県外客となり認知度が高まっている。魅力向上に努めたい」とあいさつ。奥田保育園の年長児20人が記念乗船を楽しんだ。

 総乗船客数20万人は午後1時20分発の岩瀬便で達成した。節目となった富山市婦中町袋の野村喜美江さん(78)は「長年、近くで働いていたので環水公園がきれいに整備されていくのを見てきた。初めての乗船で20万人目となり驚いた」と話していた。ことしの運航は11月23日まで。

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