射水市海王町(新湊)の海王丸パークで23日、帆船(はんせん)海王丸の「総帆展帆(そうはんてんぱん)」が行われ、「海の貴婦人」と呼ばれる美しい姿がお披露目された。
29枚全ての帆を広げる総帆展帆は今年初めてで、この日は午前10時すぎに作業が始まった。斎藤重信船長の号令で約70人のボランティアがマストに登り、力を合わせて帆を張った。
同パークには大勢の人たちが訪れ、海王丸の美しい姿に見入っていた。家族で訪れた富山市庵谷の赤座久樹さん(34)は「帆を張ると印象が変わって迫力がある。毎年来たい」と話していた。
総帆展帆は今年10回行う予定で、次回は5月5日。