博労町の曳山のミニチュアを前に張り切る柴部さん(右)と元井さん

博労町の曳山のミニチュアを前に張り切る柴部さん(右)と元井さん

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地域おこし協力隊員が引き回し助っ人に 石動曳山祭り

北日本新聞(2017年4月26日)

 小矢部市中心部で29日に行われる石動曳山(ひきやま)祭で、市の地域おこし協力隊員の柴部淳さん(36)と元井康平さん(30)が、人手の少ない博労町の曳山の引き回しに参加する。2人は「地域のコミュニティーの力で守られてきた伝統の祭りを一緒に支えたい」と張り切っている。

 祭りでは11の山町が自慢の曳山を引き回す。博労町は約50年前の24軒から現在は13軒に減り、曳き手確保に苦労している。住民の神島章二さん(69)の誘いを受け、約10年前から市職員の高地匡樹さん(39)を中心に職員ら有志がボランティアで協力してきた。ことしは職員8人に加え、柴部さん、元井さんが「出たい」と希望した。

 岡山県備前市出身の柴部さんはもちろん、父が小矢部市茄子島出身の元井さんも愛知県で育っており、ともに曳山祭参加は初めて。「時代の流れで町内の人だけで担うのが難しくなっている中、協力できるのはうれしいし、貴重な体験となる」と話す。神島さんは「曳山を引くには最低12~13人はいる。本当に助かる」と感謝する。

 柴部さん、元井さんは「曳山を引く体験で得られる感動を市内外に発信し、来年以降もぜひ参加したい」と言う。町内の人の了承が得られれば、外部の協力を受け付ける窓口になりたいと考えており「今回の活動が来年以降、人材不足解消の役に立てばうれしい」と話している。

 ことしは市職員の親睦会「和親会」が祭りに協力し、6軒で曳山を維持する御坊町の助っ人に3人が加わる。

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