行燈の制作に取り組む横町の若衆ら=横町会館

行燈の制作に取り組む横町の若衆ら=横町会館

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7町で行燈制作進む 福野夜高祭

北日本新聞(2017年4月26日)

 南砺市福野地域中心部で5月1、2日に行われる福野夜高祭に向け、大中小の夜高行燈(あんどん)作りが急ピッチで進められている。夜高節と太鼓に合わせて引き回し、夜空を彩る。

 祭りを受け継ぐ7町で制作を進めている。竹の骨組みに和紙を貼り、ろうで下絵を描く「ろう引き」をした後、赤を基調に青や黄色で彩る。今年は大中小の計20本を繰り出す。特に高さ6・5メートルの大行燈は、練り回しや引き合い(けんか)での注目度が高く、各町とも作業に力が入る。

 今年の当番町の横町は計4本を作る。10~30代の若衆らが連日午後7時半ごろから翌日午前1、2時まで、横町会館で取り組む。最上部の「大黒様」、前後に取り付ける鶴亀などの制作に入っている。若衆頭の柴田大輔さん(25)は「精いっぱい頑張り、きれいな行燈にしたい」と話していた。

 1日にはコンクール(北日本新聞社後援)があり、各町が上位入りを目指している。

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