下伊那郡阿智村の国道153号沿いと昼神温泉郷に植わるハナモモの花が最盛期を迎えている。しとしとと雨が降り続いた26日も県内外から多くの観光客が訪れ、鮮やかな花々に手を伸ばしたり、写真を撮ったりしていた。
約1500本ある昼神温泉郷の朝市広場付近では、赤、白、桃の3色が川沿いの遊歩道脇で咲き誇り、花のトンネルのよう。雨にぬれてしっとりした花を見上げ、「見事な景色」と散策する人もいた。
愛知県江南市の主婦大須賀秀代さん(61)は親子3世代で日帰り旅行。標高の高い同村園原ではまだつぼみだったといい、「ここは満開で良かった」と喜んでいた。
阿智☆昼神観光局によると、例年より開花が遅れ、昼神温泉郷付近ではあと1週間ほど楽しめるという。