提灯の明かりで照らした曳山を前に29日の祭りを楽しみにする下新田町の住民=小矢部市新富町

提灯の明かりで照らした曳山を前に29日の祭りを楽しみにする下新田町の住民=小矢部市新富町

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宵祭りでムード高め きょう石動曳山祭

北日本新聞(2017年4月29日)

 29日に小矢部市中心部で行われる石動曳山(ひきやま)祭の11の山町のうち、中新田町(なかしんでんまち)と下新田町(しもしんでんまち)で28日、宵祭りが開かれ、祭神を飾ったり山蔵を開放したりしてムードを盛り上げた。

 下新田町は祭神「毘沙門天」や曳山最上部のダシ「太鼓に鶏」、彫刻を飾った。山蔵を開放し、提灯(ちょうちん)の明かりで曳山を照らした。若衆から年配の住民までが集まり、士気を高めた。町内会長の大井周一さん(61)は「年1回の祭りを楽しみたい。訪れる人には11本の曳山の違いを見てほしい」と話した。中新田町は祭神「応神天皇、武内宿祢」や彫刻を飾り、住民が車座になって祭りを楽しみにした。

 29日は午後3時に11本の曳山が市商工会館前に集まり、午後3時40分ごろ、巡行に出発する。ことしは新たな試みとして午後5時ごろ、石動駅前通りに勢ぞろいする。提灯山となった曳山は午後7時ごろ、商工会館前に再び整列し、ライトアップされる。

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