オープンした「オノマトペの屋上」でハンモック付きの「うとうと」など、八つの遊具で遊ぶ子どもたち=富山市木場町の富山県美術館

オープンした「オノマトペの屋上」でハンモック付きの「うとうと」など、八つの遊具で遊ぶ子どもたち=富山市木場町の富山県美術館

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屋上庭園オープン 富山県美術館

北日本新聞(2017年4月30日)

 富山県美術館(富山市木場町)の屋上庭園「オノマトペの屋上」が29日、オープンした。「ふわふわ」「ぷりぷり」といった音のイメージを形にした8タイプの遊具が備えられ、まちなかが360度見渡せる芝生の広場に子どもたちの歓声が響いた。

 オノマトペは擬音語、擬態語の意味。3階建ての屋上(約3800平方メートル)に芝生を敷き詰め、グラフィックデザイナーの佐藤卓さん(東京)が手掛けた遊具を配した。無料で利用できる。

 大型連休初日とあって、大勢の子どもたちが来場。跳びはねて楽しむ「ふわふわドーム」やハンモックで遊べる「うとうと」など、アートを体感できる遊具を楽しんだ。両親と訪れた横内美琴さん(7)=富山市中川原=は「八つとも全部遊んだ。また来たい」と笑顔を見せた。

 式典では石井隆一知事が「屋上に遊具がある美術館はおそらく世界初」とアピール。佐藤さんと美術館を設計した建築家の内藤広さん(東京)、近隣の芝園小学校と奥田小学校の児童約300人が出席した。佐藤さんの記念講演や石井知事、内藤さんが加わった鼎談(ていだん)もあった。

 式典終了後の午前11時過ぎから開放したが、強風で午後1時に閉鎖した。その後も風は収まらず、この日利用できたのは2時間弱だった。今後も風や雷で安全を確保できない場合は、利用を見合わせることがあるという。

 開園時間は午前8時~午後10時。美術館が休館の水曜も開放する。

 富山県美術館は8月26日に全面オープンする。

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