地山箱や車輪、高欄などを組み上げた平成の御車山

地山箱や車輪、高欄などを組み上げた平成の御車山

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「平成の御車山」胴体部組み上がる

北日本新聞(2017年5月1日)

 高岡市が制作を進める「平成の御車山」のボディーに当たる地山箱(じやまばこ)など、新たな部材が仕上がった。車輪や高欄(こうらん)などと組み上げた展示が30日、同市守山町の高岡御車山会館で始まり、完成品に近い平成版の御車山を楽しめる。

 地山箱は木目のない上質なヒノキを使い、大きさは幅約1・3メートル、高さ約1・3メートル、奥行き約2・3メートルで、組み上げた山車(やま)の高さは、現状で約4・5メートル。高岡伝統の金工、漆工の技術を駆使した長押(なげし)、布裏(ぬのうら)、下幕押(したまくおさえ)も仕上がり、「動く美術工芸品」とも称される装飾を間近で鑑賞できる。

 平成の御車山は高岡の伝統技術の継承と発展を目的に制作。高岡地域文化財等修理協会に委託し、2013年度に着手。18年3月の完成予定。同会館は5月1日の入館を無料とし、午後7時まで開館する。

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