11日に始まる南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落の「水田逆さ合掌ライトアップ」の試験点灯が10日行われ、光を受けた合掌家屋が、雨の波紋が無数に広がる水田に、にじむように映り込んだ。
集落内の田んぼは、20日すぎに始まる田植えに向けて水が張られている。20棟余りの合掌家屋がライトで照らし出され、日が暮れると、水面にぼんやりと逆さに映る幻想的な光景が見られた。
ライトアップは14日までの日没から午後9時まで実施する。12~14日は午後7時半から集落内で、地元の保存会などが民謡ライブを披露する。
問い合わせは同集落保存財団、電話0763(66)2123。