高岡銅器の動物が並ぶ「ふれあいパークこうわ」

高岡銅器の動物が並ぶ「ふれあいパークこうわ」

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住宅街に「銅物園」 ツルやカメ...高岡銅器で20体

北日本新聞(2017年5月19日)

 高岡銅器の製造を手掛ける高和(こうわ)製作所(高岡市木津)の上坂成次社長(71)は、銅器で動物の像を作り、製作所横に所有する空き地に並べた。動物園ならぬ「銅物園」は誰でも自由に入ることができる。「子どもたちが高岡銅器に興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。

 「ふれあいパークこうわ」と名付け、広さは約50平方メートルある。現在はトカゲやツル、カメ、トラなど、6種類の像が20体ほど置いてある。全長約10センチから1メートルまで、大きさはさまざま。自ら原型を作り、ロストワックス鋳造法で制作したほか、知人にもらった像を修理した。看板は上坂さんの孫、高橋つなさん(10)と絵(かい)さん(7)が文字を書いた。全体にオレンジや緑などの明るい色を塗り、楽しげな雰囲気を演出している。

 元々マツなどが植えてあった庭で、3年ほど前、道路工事のため木を伐採した。空いた土地に、伝統産業のPRを兼ねて像を並べた。目の前には木津小学校の通学路があり、毎朝50人ほどの児童が利用している。

 今後は年間5、6体ずつ像を増やしていき、面積も広げる予定だという。

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