映画「ばぁちゃんロード」の撮影が20日から氷見市で始まるのを前に、篠原哲雄監督と佐藤現プロデューサーが19日、同市役所を訪れ、林正之市長に抱負を語った。
映画は、結婚を間近に控えたばあちゃん子の孫娘と、足をけがして引きこもりがちな祖母が、一緒にバージンロードを歩くという物語。世代を超えた家族の絆や生きる希望を描く。女優の文音(あやね)が孫娘を、草笛光子が祖母を演じる。漁師役で三浦貴大らが共演する。
篠原監督は「氷見は風情のあるまちで、物語にぴったりだった。地元の皆さんの温かい支援もいただけた。いい映画にしたい」と話し、林市長は「市を挙げて応援したい」と応じた。松原勝久市観光協会長、氷見フィルムコミッションの中村正一郎広報委員長が同行した。映画は東映グループのセントラル・アーツ(東京)が製作する。撮影は31日まで同市を中心に行われる。公開は2018年の予定。