大勢の子どもでにぎわう氷見市潮風ギャラリー

大勢の子どもでにぎわう氷見市潮風ギャラリー

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アニメ聖地に潮風ギャラリーなど富山県内3カ所

北日本新聞(2017年8月27日)

 アニメツーリズム協会(富野由悠季会長)は26日、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」を発表し、県内から藤子不二雄(A)さんの出身地にある「氷見市潮風ギャラリー」、映画「おおかみこどもの雨と雪」のモデルになった上市町、アニメ「true tears」の舞台の南砺市城端地域が選ばれた。

 協会は2016年、出版大手のKADOKAWAなどが設立。アニメや漫画の舞台になった場所を「聖地」に認定し、観光客の増加や地域活性化を後押しする。88カ所はインターネット投票の結果を基に選定した。

 潮風ギャラリーは2007年にオープン。忍者ハットリくんや怪物くんなど藤子(A)さんの原画の複製などを展示している。同市まちづくり観光交流・女性応援課の萩原宣雄課長補佐は「10周年の節目に選ばれ、とてもうれしい」と話した。

 「おおかみこども-」(12年公開)は、上市町出身の細田守監督の作品。映画に登場する古民家には年間約1万人が訪れている。建物を管理するNPO法人の川端英徳代表理事は「映画の雰囲気を味わえる場を長く残したい」と意気込んだ。細田作品では、「サマーウォーズ」の長野県上田市、「時をかける少女」の東京・台東区、「バケモノの子」の同・渋谷区も選ばれている。

 南砺市は08年の「true tears」放送開始から、地元の制作会社ピー・エー・ワークスと共に観光客誘致に取り組んできた。同市交流観光まちづくり課ブランドプロモーション係は「県内外と幅広く連携し、聖地を盛り上げていきたい」と語った。

 このほかの「聖地」は、昨年の大ヒット映画「君の名は。」のモデルとされる岐阜県飛騨市や、石川県輪島市の「永井豪記念館」など。

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