オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏に合わせ、「大伴家持の三つの歌」を合唱する五環の森合唱団(奥)=高岡市民会館

オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏に合わせ、「大伴家持の三つの歌」を合唱する五環の森合唱団(奥)=高岡市民会館

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多彩な演出で家持の生涯表現 高岡で「万葉アルペジオ」

北日本新聞(2017年10月23日)

 越中国守で万葉歌人の大伴家持の生誕1300年を記念した朗読と音楽のイベント「万葉アルペジオ 過去・現在・未来」は22日、高岡市民会館で開かれた。オーケストラの演奏、市民合唱団の合唱、俳優の高橋克典さんの朗読など多彩な演出で、歌作りに情熱を傾けた家持の生涯を紹介し、約千人の観客が楽しんだ。

 1部「朗読とオーケストラ演奏」、2部「合唱とオーケストラ演奏」の構成。2部には一般公募の市民で結成した「五環(ごかん)の森合唱団」約80人が出演し、オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏で合唱を披露した。家持が富山の雄大な自然などを詠んだ長歌に曲をつけた「大伴家持の三つの歌」を、見事に歌い上げた。

 1部は演奏と朗読を組み合わせ、家持の生きざまや名歌を紹介。高橋さんが家持になりきって朗読し、心情や歌に込めた思いを伝えた。2部の冒頭、指揮者の柳澤寿男さん、朗読の台本をまとめた同市万葉歴史館の新谷秀夫学芸課長、高橋さんが対談した。

 同市民会館主催、北日本新聞社共催。

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