公演終了後、出演者ら公演に関わった関係者と笑顔で記念撮影する仲代さん(中央)=七尾市の能登演劇堂

公演終了後、出演者ら公演に関わった関係者と笑顔で記念撮影する仲代さん(中央)=七尾市の能登演劇堂

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無名塾ロングラン公演千秋楽 仲代さん「能登愛」にじむ

北國新聞(2017年11月14日)

 七尾市中島町の能登演劇堂で開催された無名塾の第6回ロングラン公演「肝っ玉おっ母と子供たち」(北國新聞社後援)は12日、千秋楽を迎え、塾主宰の仲代達矢さん(84)らが、最後まで圧倒的な演技力で見る者の心を揺さぶった。「最後の舞台のつもり」と公演に臨んだ名優は、幕が下りると「七尾は第二のふるさと。また戻ってきて、芝居がしたい」と語り、衰え知らずの役者魂と能登への愛を、舞台を支えた市民に印象付けた。
 今回のロングラン公演は10月14日に始まり、仲代さんは12日までの25回全ての舞台に全力を傾けた。12月に85歳となる名優は、戦火を渡り歩き、がむしゃらに生きた主人公アンナを3時間ほぼ出ずっぱりで演じ、年齢を感じさせぬ歌声やコミカルな踊りも交えて、客席を埋めた延べ1万4200人を物語の世界に引き込んだ。
 千秋楽では、3度のカーテンコールを経て舞台の幕が下りた。舞台上に集まった関係者約70人を前に仲代さんは「一公演が終わるたびくたくたになる。皆さんのおかげで終えることができた」と全身全霊をささげた舞台を振り返った。
 その上で「(能登演劇堂での演劇を)これからもできる限り頑張りたい」と語り、舞台へのあくなき情熱を燃やした。不嶋豊和市長と高絹子市教育長がねぎらいの言葉を述べ、エキストラから仲代さんに花束が贈られた。
 仲代さんら無名塾の一行は15日に七尾を離れ、来年4月まで「肝っ玉おっ母と子供たち」を九州や関東で51回公演する。

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