宝達志水町敷浪の千里浜なぎさドライブウェイで25日、焼き貝の売店が今シーズンの営業を始め、待ちわびた常連客やドライブ客が焼きたてに舌鼓を打った。
今季は昨季より1店少ない3店舗が並んだ。春先に荒れる日が続き、例年に比べて1カ月遅い開店となった。初日は青空に恵まれたが波はやや高く、車はまばら。それでも地元客が次々と立ち寄り、ハマグリやホタテ、イカなどを注文し、店内に香ばしい煙が漂った。
「かどや」の角千鶴子さん(68)は「浜は波で徐々に狭くなり、地震もあってどれだけのお客さんが来てくれるか心配だけど、しっかりとお迎えして喜んでもらいたい」と話した。
ドライブウェイは南側の入り口に当たる同町今浜で浜茶屋2軒が既に営業を始めており、大型連休へ観光客を迎える準備が進んでいる。