交番の前に立ち地元住民と談笑する稲葉巡査(右)=高岡署伏木幹部交番

交番の前に立ち地元住民と談笑する稲葉巡査(右)=高岡署伏木幹部交番

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伏木の守りに相撲女王 稲葉巡査 交番配属

北日本新聞(2017年12月31日)

 高岡署の新人、稲葉映美巡査(23)=富山市大泉出身=は女子相撲の元日本一だ。住民参加の相撲大会が根付く高岡市伏木地区に配属され、持ち前のガッツでパトロールに励んでいる。

 相撲との出合いは小学校4年生の時。校内に土俵があった富山市堀川小学校で先生に誘われたのがきっかけだった。初めて出場した大会で優勝し、一気にのめり込んだ。

 呉羽中学校と富山商業高校では相撲部に所属。1学年先輩に朝乃山関=富山市呉羽町出身、高砂部屋=がいた。準備運動を一緒にしたほか、稽古で胸を借りることもあった。立命館大でも相撲を続け、2016年の全日本女子選手権大会など、これまでに優勝した回数は「数え切れない」と言う。

 警察官を志したのは、生まれ育った富山に貢献したいという思いから。大学時代に古里を離れたことであらためて魅力に気付いたという。

 配属先の高岡署伏木幹部交番の竹林勇人所長は「経験を多く積み、取組の時の鋭い目で犯罪と闘ってほしい」と期待を寄せる。稲葉巡査は毎年9月に伏木地区で開かれ、大勢の住民が参加する「伏木場所大相撲」への出場にも意欲を見せる。「市民に頼りたいと思われる警察官を目指し、自分にしかできない仕事がしたい」と言葉に力を込めた。

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