音が聞こえてきそうな絵画を鑑賞する来場者=県水墨美術館

音が聞こえてきそうな絵画を鑑賞する来場者=県水墨美術館

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「あつまれ墨画アーティスト」展開幕 県水墨美術館

北日本新聞(2018年1月6日)

 子どもから大人まで幅広い世代に絵画の魅力を伝える企画展「あつまれ墨画アーティスト 墨で奏でる 墨が彩る」が5日、県水墨美術館で開幕した。「音」をテーマに所蔵品の中から、雷鳴や生き物の鳴き声が聞こえてきそうな32点を選び、児童らが音から感じたイメージを基に描いた水墨画41点と共に紹介している。28日まで。

 所蔵品は「自然の音」「水の音」「命の音」「音のない世界」の四つに分けて紹介。「水の音」のコーナーでは、さざ波が立つ水面を1隻の舟が進む様子を描いた橋本関雪(かんせつ)の「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)(洞庭秋月(どうていしゅうげつ))」を掛け、「音のない世界」では、静まり返った雪景色を表した八木岡春山(やぎおかしゅんざん)の「雪霤(せつりゅう)」を飾った。篁牛人や下保昭さんら富山ゆかりの画家の作品もある。

 子どもたちの水墨画は、昨年8月のワークショップで制作した。園児から中学生までが、雨や風、機械の音を聞いて浮かんだイメージを線の強弱や墨の濃淡で表した。

 年末年始の休みを利用して県外から足を運んだ美術ファンの姿も見られた。千葉県市川市の秋山宏之さん(42)、玲子さん(40)夫妻は「音を想像しながら鑑賞するのは新鮮で面白かった」と話した。

 13日午後2時から担当学芸員が作品解説する。休館日は月曜と9日。8日の月曜は祝日のため開館する。県水墨美術館と同館友の会、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。

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