豊作を願い「午の舞」を披露する子どもたち=南砺市利賀村

豊作を願い「午の舞」を披露する子どもたち=南砺市利賀村

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利賀で伝統行事「初午」 集落内外の子11人が披露

北日本新聞(2018年1月14日)

 南砺市利賀村で200年以上にわたり、子どもの手で受け継がれている国選択・県指定無形民俗文化財の伝統行事「初午(はつうま)」が13日、同村の上村(うえむら)集落で行われた。過疎が進む中、今年も集落外からの応援を受けて計11人の小中学生らを確保し、伝統の舞を披露した。

 雪が約160センチ積もる中、神主の装束や法被姿の子どもたちが早朝から集まった。座敷などで神主役が大黒柱に向かい祝詞を奏上。「乗り込んだ、乗り込んだ、お午が乗り込んだ」の歌と太鼓に合わせ、稲わら製の馬の頭と尾を振り、前後に動いた。「一つ転がしゃ一千貫の俵」など縁起の良い掛け声とともに、米俵を転がし、重そうなしぐさで引き寄せた。民家や事業所など計26軒を回った。

 初午は江戸時代後期の文化年間(1804~18年)に村の主要産業だった養蚕の繁栄などを祈り、始まったとされる。もともとは村中心部の上村、下村(したむら)、岩渕の3集落で行われていたが、少子化のため現在は上村のみで伝承。今年は上村の子どもが4人にとどまり、集落外の子や出身者の子ら7人が協力した。

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