おけで冷水をかぶるふんどし姿の男衆

おけで冷水をかぶるふんどし姿の男衆

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男衆の威勢 御代田で息災願う「寒の水」

信濃毎日新聞(2018年1月21日)

 北佐久郡御代田町草越(くさごえ)で20日夜、大寒の伝統行事で県無形民俗文化財の「寒の水」があった。ふんどし姿の「水行者」と呼ばれる男衆が威勢よく冷水を浴びて地区を駆け回り、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。

 午後6時ごろ、わらで作った「兎巾(ときん)」をかぶり、赤いふんどしを締めた男衆約60人が草越公民館前に登場。観衆が歓声を上げる中、大おけの水を手おけですくい、「よいしょー」などと声を上げながら浴びた。地区内へ駆けだし、熊野神社に兎巾を奉納した。

 地元の農業荻原裕一さん(36)は紅潮した顔で「今年の水は冷たく感じました」。春に幼稚園の年少になる長女が「大きなけがもなく、楽しい園生活を送ってほしい」と願った。

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