「よさこい」(左)を逆さまにすると「いなみ」(右)になる

「よさこい」(左)を逆さまにすると「いなみ」(右)になる

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「いなみ」の逆さまは「よさこい」 井波彫刻の鳴子開発

北日本新聞(2018年1月23日)

 南砺市の井波彫刻協同組合(岩崎孝進理事長)は、アンビグラム作家の野村一晟さん(27)=富山市中川原=とタイアップし、井波彫刻を施したよさこいの鳴子(なるこ)を開発した。試作品は「よさこい」の文字を浮かび上がらせ、逆さまにすると「いなみ」と読めるようにした。幅広い年齢層のよさこい愛好者をターゲットに、井波彫刻の販路拡大につなげる。

 アンビグラムは、さまざまな方向から読み取れるようにデザインした文字。「挑戦」を逆さまにすると「勝利」と読める競艇のポスターなどで話題を集めている。

 井波彫刻協同組合は、野村さんの知名度や発信力に着目し、コラボレーションを持ち掛けた。

 試作品は長さ20センチ、幅7センチほど。文字の表面を浮き上がらせた「かまぼこ彫り」で仕上げ、雲の模様も入れた。

 この作品を見本に、全国のよさこいチームから注文を受け付け、チーム名など要望に沿った文字を刻む。角度によって見え方が異なることで、パフォーマンスの魅力が高まりそうだ。

 子どもからお年寄りまで幅広い年齢層のよさこい愛好者へのアピール効果も期待され、同組合の南部克紀常務理事・ブランド戦略部長は「井波彫刻を多くの人に知ってもらう機会になればいい」と話している。

 試作品はこのほか、外国人観光客向けに忍者や桜、獅子頭を表した物があり、計5種類となる。全国商工会連合会の助成を受けて開発に取り組んだ。

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