南砺市野尻(福野)の食品製造販売、マックス加工(松谷英樹代表)は、昆布締め風のますずしを商品化した。富山を代表する名産のコラボレーションで、深みのある味わいが楽しめる。
同社のますずしは、一般の押しずしとは異なる軟らかな食感と、酢飯と魚のまろやかな味わいが特長。子どもからお年寄りまで幅広い年代の人が食べやすいようにした。
昆布締め風ますずしは化学調味料や着色料、合成保存料を一切使わない無添加製品。酢の成分配合に独自の工夫を加え、これまで通りの味わいを保つことに成功した。
昆布は水に浸して軟らかく加工。本体の上下に貼り付けるとともに、刻んだものを酢飯に挟んだ。昆布のうま味が魚の風味を引き立て、豊かな味わいとなった。価格は2千円。
無添加のますずしも同時に商品化し、1600円。肉厚の魚を使った「特選」は2200円となる。
2月初旬から南砺、砺波市内などの「道の駅」で販売をスタート。スーパーでの販路拡大を目指す。