漆を塗った絹糸を張った空間造形作品を仕上げる森田さん=アートハウスおやべ

漆を塗った絹糸を張った空間造形作品を仕上げる森田さん=アートハウスおやべ

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現代造形展受賞作家が作品展 アートハウスおやべ

北日本新聞(2018年3月8日)

 小矢部市のアートハウスおやべで昨年に初開催された全国公募の現代造形展の受賞作家展「アートの今」が10日、クロスランドおやべ内の同施設で開幕する。独自の新しい表現を追求する3人の作品を紹介する。展示準備が進んでいる。

 昨年3月の「アートハウスおやべ現代造形展」では平面、立体、インスタレーション(空間造形)の3部門に寄せられた272点のうち、入賞・入選34点を飾った。「アートの今」は同展大賞の森田志宝(しほ)さん(石川)、特別賞の今宮正陽さん(宮城)と奥田誠一さん(滋賀)の作品を三つの展示室を使い、個展形式で紹介する。

 富山大芸術文化学部で漆造形を学んだ森田さんは、漆を塗って表情を付けた絹糸を張り巡らせた空間造形「必然の往来」を出品する。大賞受賞作「沈黙のゆくえ」がつるした絹糸が床で束となってうごめくインパクトある作品だったのに対し、今回は「情景」として空間に同化させた。

 奥田さんは、断片の集積で物や事象が存在していることから「断片」をテーマに透明樹脂の塊を砕いて並べた作品など11点を展示する。今宮さんも19点を並べる。

 10日は午前10時から開会式、ギャラリートークを行う。17日は会場で音楽会がある。4月8日まで。入場無料。実行委員会主催、アートハウスおやべ、北日本新聞社共催。

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