大木平蔵が作ったひな人形に見入る来場者=菅野家

大木平蔵が作ったひな人形に見入る来場者=菅野家

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高岡・山町筋のひなまつり開幕 土蔵の町で春楽しむ

北日本新聞(2018年3月11日)

 伝統的な土蔵造りの建物が並ぶ高岡市山町筋を舞台にした「第18回山町筋のひなまつり」が10日、始まった。江戸や明治、大正期から伝わる品など多彩なひな人形が、町家や商店に展示され、訪れた人は時代を超えて愛されてきた品々を見ながら春の散策を楽しんだ。11日まで。

 山町筋一帯は、2000年12月に国重要伝統的建造物群保存地区に選定された。ひなまつりは、「土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会」(作井宗人会長)が魅力を発信しようと毎年開いている。

 御馬出町、守山町、木舟町、小馬出町の4町をギャラリーに見立て、約30カ所にひな人形や段飾りなど約140点を展示した。国重要文化財の菅野家(木舟町)には、高名な京都の人形師、大木平蔵が作った明治中期のひな人形が飾られた。端正な顔立ちや衣装に気品があり、訪れた人が匠(たくみ)の技に見入っていた。

 群馬県高崎市片岡町から旅行で訪れた田島真理さん(66)と娘の香苗さん(35)は「立派なひな人形がたくさんあり、素晴らしい。多くの家が展示会場になっており、頑張っている住民の皆さんの思いが伝わってきた」と話した。

 11日午後2時から高岡御車山(みくるまやま)会館(守山町)で、フリーアナウンサーの相本芳彦さんが「高岡風水魔方陣」と題して講演する。同日午後1時と同3時から、太田家(同)で生田流箏曲正絃社大師範で北日本新聞カルチャーパーク高岡講師を務める箏曲家の太田衣代さんが演奏会を開く。

 ひなまつりの開催時間は午前10時~午後5時。市、高岡商工会議所、末広開発、北日本新聞社共催。

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