ぼんぼりの製作に取り組む観音町青年会のメンバー

ぼんぼりの製作に取り組む観音町青年会のメンバー

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千本桜美しく照らす、ぼんぼり製作 南砺

北日本新聞(2018年3月26日)

 南砺市福光地域の観音町青年会のメンバーが、同地域の小矢部川沿いで間もなく満開になる「千本桜」を照らすぼんぼりの製作に取り組んでいる。メンバーの減少でぼんぼりの設置はことしで最後になる見込みだが、訪れた人に美しい光景を楽しんでもらおうと、一つ一つ心を込めて作っている。

 千本桜は国道304号の福光橋を中心に、小矢部川両岸の約1・5キロに約800本が並ぶ。1930(昭和5)年ごろから植えられたという。観音町は桜並木の横に位置する歓楽街で、同町の青年会が地域の商店や企業を回って協賛金を募り、約60年にわたってぼんぼりを設置してきた。

 ことしは82の協賛者から協力を得て、ぼんぼり79個を設置する。今月に入ってから週末は公民館に集まり、木枠に和紙を貼るなどの準備を進めてきた。

 25日は6人が参加した。協賛した飲食店や会社の名前を墨で丁寧に書き、赤色のスプレー塗料で華やかに色付け。雨で和紙が破れないよう、ニスを塗る作業に取り組んだ。乾燥させ、4月1日に桜に取り付ける。

 近年はメンバーの減少で平日に協賛金を集めるのが難しくなっており、青年会主体で設置するのはこれで最後になる。手書きのぼんぼりは、メンバー一人一人の個性がにじむ味わい深い仕上がり。会長の福岡千秀さん(44)は「これまで協力しながら一生懸命作ってきた。うまいとは言えない文字もあるが、桜と一緒に楽しんでほしい」と話している。

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