JAあおば(富山市八尾町福島、杉林啓一組合長)は、管内で作られたショウガとイチジクを使った「輝(かがやき)しょうがカレー甘口」を発売した。カレーはこれまでも販売していたが、要望を踏まえ、子どもにも辛くない味を開発。関係者は「家族みんなで味わってみてほしい」と話す。
JAあおばはショウガの特産化を目指し、2014年から栽培に力を入れており、これまで焼酎、しょうゆなどの加工品を開発。昨年3月には「輝しょうがカレー」を発売した。ショウガのピリッとした辛さが特徴だったが、子ども向けに辛さを抑えた味を求める声もあり、大沢野地域特産のイチジクジャムを使い、甘口を作ることにした。
出来上がった商品はショウガの量を少なめにしており、ほのかな辛みの中にイチジクによる自然な甘みとコクが感じられるという。大沢野営農経済センターの西田和代所長代理(直売担当)は「イチジクの爽やかな甘みが特徴。ぜひ家族みんなで食べてみてほしい」と話している。
1箱200グラム、450円。同JA八尾、大山営農経済センターや、同JA直売所の「ほほえみ館」と「みのり館」などで購入できる。