参加者にますずしの豆知識などを紹介する関野さん(中央)=日本橋とやま館

参加者にますずしの豆知識などを紹介する関野さん(中央)=日本橋とやま館

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「ますずし王子」活躍 元祖関野屋7代目見習いの関野さん

北日本新聞(2018年4月19日)

 ますずし製造の庄右衛門元祖関野屋(富山市諏訪川原)7代目見習いの関野伸也さん(25)=東京都=が、東京で「ますずし王子」として注目されている。県のアンテナショップ「日本橋とやま館」でのワークショップなどを通じてファンを増やしており、関野さんは「ますずしの文化や歴史を多くの人に知ってほしい」と話している。

 関野さんは家業のますずしの販路開拓に取り組む傍ら、販売の現場を学ぶためとやま館で勤務している。店ごとに違うますずしの味や香りを楽しんでもらおうと、昨年8月に「ますずし王子の食べ比べワークショップ」を始めた。

 「王子」と銘打ったのはとやま館スタッフのアイデア。関野さんは「気恥ずかしさはあるけれど、気軽に参加してもらうきっかけになれば」と引き受けた。

 ワークショップはこれまで8度開き、受け付け開始後すぐに定員に達するなど好評だ。18日のワークショップでは、参加した8人に県内8店舗のますずしを食べ比べてもらい、平安時代から続く歴史も紹介した。

 東京都江戸川区の橘高康夫さん(66)は「特長を分かりやすく説明してもらい、満足した」と話した。

 関野さんは今後も東京でのPR活動に取り組む考えで「富山を訪れる人をもっと増やしたい」と意気込んでいる。

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