疾走する馬から矢を放つ武者姿の男性=下村加茂神社

疾走する馬から矢を放つ武者姿の男性=下村加茂神社

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流鏑馬式に歓声 下村加茂神社やんさんま

北日本新聞(2018年5月5日)

 射水市加茂中部の下村加茂神社に伝わる「やんさんま祭り」が4日、同神社境内で行われ、駆け抜ける馬上から矢を放つ「流鏑馬(やぶさめ)式」に来場者から歓声が上がった。

 流鏑馬式では、地元の下村愛馬クラブに所属する高倉誉宜さん(41)と奥野裕介さん(36)、柴田大輔さん(21)が騎乗。三人は、疾走する馬にまたがりながら全長約3・6メートルの竹弓に矢をつがえ、的に向けて放った。

 参道脇にはカメラ愛好者や地元住民、観光客らが大勢並び、人馬一体の勇壮な姿に歓声を上げていた。矢が的に当たると、来場者から大きな拍手が起こった。

 甲冑(かっちゅう)を身に着けた男性の乗る牛を若衆が組み伏せ、五穀豊穣(ほうじょう)と天下泰平を願う「牛乗式」も開催。田の神様にとどまってもらうため、若衆と共に神前で牛を座らせた。

 「やんさんま祭り」は、京都市の下鴨神社の葵祭(あおいまつり)の影響を受けた「流鏑馬式」と「牛乗式」を融合した祭りで、県の無形民俗文化財に指定されている。5日には、昨年142年ぶりに復元した「菰粽(こもちまき)」を神前に供える「加茂祭成就報賽(ほうさい)祭」を行うほか、地元の青年団が獅子舞を奉納して祭りを締めくくる。

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