南砺市平地域の世界文化遺産・相倉合掌造り集落で20日、「世界遺産・五箇山棚田オーナー事業」の田植えが行われ、県内外の参加者が心地よい汗を流した。
市や五箇山農業公社などでつくる「みんなで農作業の日in五箇山実行委員会」(長崎喜一会長)が毎年企画。ことしは初めて南砺市と包括連携協定を結んでいる金沢大が事業に加わり、希望した生徒約20人が田植えに参加した。
新入社員研修の場として毎年オーナーを務めている大阪市の企業や地域住民、農作業ボランティアグループ「コーリャク隊」のメンバーらが参加。割り当てられた区画の水田に入り、丁寧に苗を手植えした。9月に稲刈りを予定している。