大温室内で黄色や赤の花を咲かせた亜熱帯の植物

大温室内で黄色や赤の花を咲かせた亜熱帯の植物

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氷見海浜植物園 亜熱帯200種"最後の夏" 来月大改修控え大半を伐採

北日本新聞(2019年8月14日)

 氷見市海浜植物園のリニューアル工事が本格化している。展示庭園の撤去作業が進んでおり、9月下旬から大温室の改修に取り掛かる。温室を埋めた亜熱帯の植物200種を見学できるのは残り1カ月余り。園は「ぜひ大勢の人に見ておいてほしい」と夏休みの来園を呼び掛けている。

 国内唯一の「海浜植物園」として1996年にオープン。当初年間13万人が訪れたが、近年は4万5千人前後で推移している。施設の老朽化も目立ち、市は7月末から大規模改修に着手した。

 展示庭園は来春、屋根付きのふわふわドームを備えた芝生広場になる。大温室は、西洋ソテツやトックリヤシ、ガジュマル、バナナ、ココヤシなど3割程度を除いて伐採。子育て世代の女性たちが仕事のスキルアップを図れる研修室や子どもが遊べる場を設ける。

 温室ではゴールデンシャワーやテイキンザクラ、ベニツツバナ、ハマオモトなどが黄色や赤、白の花を咲かせている。秦裕司園長は「リニューアル後はさらに素晴らしい施設になるが、今ある植物を見られるのはこの夏が最後。ぜひ多くの人に見ておいてもらいたい」と話す。

 園は9月1日まで無休で「親子ふれあいまつり」を開催しており、気軽にカブトムシなどと触れ合える。問い合わせは同園、電話0766(91)0100。

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