キッチンカーの前で市職員(左)と打ち合わせを行う金城大短大部生=白山市健康センター松任

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綿ケ滝眺めコーヒーを 16日、金城大短大部がカフェ開設

北國新聞(2019年11月5日)

 金城大短大部の学生が16日、白山市の自転車道「手取キャニオンロード」で週末カフェを開設する。市のキッチンカーを活用し、綿ケ滝(わたがたき)駐車場でコーヒーや菓子を提供する。キャニオンロードは週末に県内外から多くの観光客やサイクリング客が訪れる一方、白山麓に休憩所が少ないのが課題だった。もてなし力の向上を図り、リピート客の獲得につなげる。
 金城大短大部ビジネス実務学科の矢澤建明教授のゼミでは2016年から、白山市の自転車愛好者でつくる「手取川ジオライド推進協議会」と連携し、県内のサイクリング事情を調査。手取キャニオンロードの新マップを制作するなど、新たな楽しみ方を提案してきた。綿ケ滝は人気の観光スポットであるにも関わらず、付近には休憩所がないことから、カフェの開設を企画した。
 休憩所は、手取川ジオライド推進協議会が試走会を開く16日に合わせて開設する。駐車場に市から借りた食育キッチンカー「ゆきママキッチン号」を設置し、白山水系の水とタンザニア・キリマンジャロのコーヒー豆で入れた「白山きりまんじゃろ」のほか、地元生産者が作ったシフォンケーキやマフィンを提供する。サイクリング客には割引価格での提供を予定している。
 駐車場には椅子と机を設け、コーヒーを味わいながら、紅葉に囲まれた滝をゆったりと楽しんでもらう。学生が綿ケ滝を案内し、新たなインスタ映えスポットとしての定着も狙う。学生らは「秋晴れの空の下、滝に虹が架かる絶景が見られる。渓谷まで足を運んでもらい迫力を間近で体感してほしい」と太鼓判を押す。
 17日には旧北陸鉄道石川線加賀一の宮駅でもカフェを開くほか、来年度以降はさらに改良を加え、定期的な開催を検討していく。2年生の北出涼馬さん(20)さんは「多くの人に足を運んでもらい、手取キャニオンロードを盛り上げていきたい」と意気込んだ。

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