能登の物産品を販売する2次避難者=JR加賀温泉駅前

能登の物産品を販売する2次避難者=JR加賀温泉駅前

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能登の特産品、新幹線客に 加賀温泉駅前で復興市

北國新聞(2024年4月15日)

 能登半島地震からの復興を後押ししようと、JR加賀温泉駅前で15日、能登の特産品を販売する市が始まった。加賀温泉郷協議会の復興支援プロジェクトの一環で、加賀市内の宿泊施設に滞在する被災者が売り子を担当。新幹線で訪れる観光客に能登の商品に手を伸ばしてもらい、被災地の事業者と2次避難者双方の生活再建につなげる。

 復興市は加賀温泉駅の温泉中央口前にテントが設けられ、21日までは羽咋市、宝達志水町、中能登町の物産を扱う。22~28日は珠洲市、能登町、29日~5月5日は輪島市、穴水町、6~12日は七尾市、志賀町の商品を用意する。午前10時~午後5時に営業する。

 被災者8人が接客を担当し、輪島市横地町から片山津温泉の旅館に避難している海士(あま)の井上岳登さん(20)は「朝市にも出ていたので久々の接客はとても楽しい。避難中に収入があると、心に余裕もできる」と話した。

 加賀温泉郷協議会は2次避難者の支援としてリシャールミルジャパン財団(東京)から2千万円の寄付を受け、能登復興プロジェクトを発足。被災地と被災者を受け入れている加賀の観光業の支援となる活動を検討してきた。

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