海外の芸術家が滞在しながら創作する事業「アーティスト・イン・レジデンス」で、加賀市山代温泉を会場にした活動が17日始まった。山代温泉での受け入れは5年ぶりで、今回は米国を中心にドミニカ、エクアドル、コスタリカの4カ国の14人が参加、旅館「みやびの宿 加賀百万石」の一室を作品に仕上げる。
絵画や工芸、陶芸、音楽など多彩なアーティストが協力しながら客室を一つの芸術作品に仕立てる計画で、旅館は観光客向けに利用していく。25日に完成作品のお披露目ツアー、懇親会などが催される。
17日はオープニングセレモニーがあり、参加者が自己紹介し、地元の「撥美音(ばちみね)ぼたん会」などが復活させた「湯の華太鼓」、よろづや観光の萬谷浩幸相談役と加賀百万石の吉田久彦社長がDJを披露した。
山代温泉での事業は2017~19年に旅館「葉渡莉」で受け入れ、その後はコロナの影響で中止となった。